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いわゆる”病院の顔”!外来看護師が担っていくべき役割とは?

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外来看護師は、病院の顔として毎日たくさんの患者さんとコミュニケーションを交わすお仕事。体調に不安を抱える方の状況や要望をキャッチして医師へバトンタッチしたり、適切な処置を施したりします。ここでは、外来看護師がどのようなお仕事をして、院内でどんな役割を担っているのかをご紹介します。

医療機関における外来看護師の位置づけとは

患者さんにとっては、医師の診察を受ける前に出会うのが外来看護師であり、病院のイメージを担う“顔”ともいえる存在。地域の患者さんが安心して受診できるような医療機関であるように目配り・気配りを心がける必要があります。

ご存知の通り、クリニックなど無床の医療機関では、所属看護師はすべて外来勤務となります。一方、有床の場合は各診療科(病棟)、手術室、外来などの部署に配属されるため、医師だけではなく、病棟や手術室とも連携して患者に合わせたサポートを進めていきます。なお、救急外来のない一般外来であれば、夜勤はありません。

近年、無床の一般診療所は増加傾向で、 推計外来患者の患者割合も一般診療所が多いことからも、外来看護師の活躍の場が増えていることが伺えます。

外来看護師の主なお仕事内容について

外来のメイン業務は、「医師の診療補助」です。診療科目によって、求められる補助も変わってきますが、ここでは代表的な業務内容や、診療科目による違いをみていきましょう。

●外来看護師の一日(総合外来の場合)

8:30 勤務開始
朝のミーティングで情報共有・夜勤からの申し送りを行ったあとに検査や入院予定の患者カルテの準備や物品の配置など、診療前の準備

9:00 午前診療開始
処置準備、患者の呼び出し、問診、診療介助、バイタル測定、電子カルテへの入力や薬品の点検など

12:30 交代で昼休みを取り、器具の洗浄や物品の補充など、午後の診察準備

14:00 午後診療開始
処置準備、患者の呼び出し、問診、診療介助、バイタル測定、薬品の点検など

17:00 診察終了
翌日の予約確認、片付け、夜勤担当者への申し送り、

17:30 勤務終了

救急外来のある病院は、上記に加えて、随時急患を受け入れます。
次に、診療科目による外来看護師の業務の違いについても一例をご紹介します。科による違いを比較してみましょう。

■ 小児科
・体重チェック
・処置前後のプレパレーション
(画像や人形で分かりやすく説明をして正しい知識を伝え、不安を和らげる)
・体の固定

■ 皮膚科
・恥ずかしさを感じる部位の診療へのフォロー
・軟膏処置、創傷処置
・レーザーや光線療法などの機器操作

■ 整形外科
・ギプス固定や牽引の介助
・歩行訓練の介助
・創傷処置、縫合介助
・レントゲン準備
・包帯処置

■ 耳鼻科
・鼓膜切開や扁桃切開などの介助
・ネブライザー準備

患者さんの不安を取り除けるよう外来看護師ができること

患者にとって、外来看護師とは「病院の顔」であり、診療補助やその後の指導など、あらゆる場面で接する機会が多い存在です。こうした外来看護師が求められる役割について、3つの側面からご紹介しましょう。

● 患者が安心できるような「病院の顔」としての存在

患者は、ケガや病気で不安を抱えて病院を訪れます。笑顔や丁寧な説明など、ひとつひとつのコミュニケーションを大切にしながら、多様なニーズに対応できる知識やスキルを身につけることで「病院の顔」として患者から頼られる存在に近づけるのではないでしょうか。

● 診療をスムーズに進める存在

迅速にカルテを準備する、問診で患者の訴えを引き出す、正しく器具をセットするなど、外来看護師のサポートがあればこそ、たくさんの患者を受け入れることが可能に。

● 療養生活のサポーターとしての存在

医師の診療や処置を終えた患者は、自宅で療養生活を送ることになります。その際の注意点や服薬の案内などをするのも外来看護師の大切な役割と言えるでしょう。

外来看護師に欠かせないヒューマンスキル

通常、病院では「外来患者40名に対して医師1名」が必要とされており、診療所などの場合は1人の医師が診察する患者数に制限はありません。つまり、働く医療機関の規模に関わらず、たくさんの患者を受け入れることに違いはないということ。

多くの患者を受け入れ、スムーズに診療を進めていくためには、外来看護師には専門知識に加え、以下のヒューマンスキル(対人関係能力)も欠かせません。

●コミュニケーション能力、傾聴力

まず念頭に置くべきは、医師や受付職員らとのチームワークを大切にし、状況を見ながら適切な行動を取るということ。そして、今後ますます高齢の患者が増えていく中で、患者さん一人ひとりの不安を取り除き、安心して治療を進められるようなサポート役としての外来看護師像が求められます。

患者さんの話に耳を傾け、状況に応じた適切なコミュニケーションが取れる能力は、外来看護師にとって欠かせないスキルと言えるでしょう。

●向上心

さまざまな患者を受け入れる外来では、瞬時の判断力が求められる場面が多々あります。常に新しい知識や技術の習得に前向きであり続けることも、外来看護師にとって大切な姿勢。

また、専門看護師や認定看護師資格を取得して、特定分野の専門知識や技術をもった「看護外来」へキャリアアップするという方法も。「自らの専門知識や技術の向上によって地域医療に貢献できる」というやりがいを感じられるでしょう。

外来看護師は医療機関と患者をつなぐ重要な役割を担っています

今回は、外来看護師の役割や仕事についてご紹介しました。「外来」とひとくちに言っても、クリニックの外来や病院の一般外来、救急外来、看護外来など、さまざまな活躍の場があります。

「こんなふうに外来で働いてみたい」と興味をもたれた方は、ぜひパソナメディカルにご相談ください。たとえば、子育て中の方や家族との時間を大切にしたい方には、日勤のみの外来をご紹介するなど、希望の条件に沿った外来看護師のお仕事をご案内可能です。

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