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気軽に参加してスキルアップ!看護師の勉強会では何が学べるの?

キャリアナース看護師転職

看護のお仕事に携わる以上、日々進歩する医療技術や新たな知識には敏感でありたいものですよね。それらをキャッチできる機会のひとつが、看護師向けの勉強会です。

勉強会では、新人向けの初歩的な内容から、キャリアアップに役立つ専門的な技術まで、多彩なテーマが用意されています。より効率的な医療行為のポイントを知り、最新医療に触れることができる貴重な機会ですから、病院からの指示を受けて参加される方も、ぜひ意欲的に参加してみましょう。きっと、明日からのお仕事に役立つヒントが得られますよ。

ではさっそく、勉強会ではどのようなことが学べるのかを紹介していきましょう。

医療系の団体や出版社、地域の看護協会が勉強会を開催しています

勉強会には、院内で自主的に開催するものもありますが、外部で開催する勉強会のうち、主催者の多くは医療系出版社や地域の看護協会など。

特に、出版社系が主催者の場合には、雑誌や書籍の寄稿者・執筆者などトップレベルの講師のセミナーが受けられることもあります。一般的な参加費用は、1回につき1万円ほど。複数名で申し込むと割引が適用されることもあるので、同じ科の同僚を誘って一緒に受講するのもオススメです。

なお、都道府県の看護協会が主催する勉強会では、地域でニーズのある内容をテーマにすることが多いようです。内容にもよりますが、看護協会主催の勉強会の1回あたりの参加費用は数千円程度と、出版社系に比べるとややリーズナブルです。

看護師向けの勉強会では何が学べるの?

循環器ケア、呼吸器ケア、急性期看護、メンタルケア、救看護、薬物療法、介護など、看護師向けの勉強会では幅広いテーマが扱われています。ここで、その一部をご紹介しましょう。

<たとえばこんな勉強会が開催されています>
・看護師の基礎知識が半日で学べるコース
・術前術後ケアとリハビリ・退院指導
・看護記録のつけ方セミナー
・摂食嚥下障害へのケアについて
・心理学を用いたスタッフ間コミュニケーションの極意
・災害急性期の初期対応講座

このように、勉強会では疾患の観察ポイントや急変対応、アセスメント、コミュニケーション力やチーム医療など、実に幅広いテーマを学ぶことが可能です。規模もさまざまで、市民ホールの会議室などで行われる実技ありの少人数制のものから、ホテルの広間などで行われる講義メインの100人規模の勉強会までがあります。

申し込むときは自分の学びたい内容かどうか、しっかり事前にチェックしておくことが必要です。

日本看護協会が主催する「特定行為研修」にも注目

これからの時代に活かせる新しい知識を学びたい、より専門的な技術を獲得したいと考えている方にオススメしたいのが、日本看護協会が主催する「特定行為研修」です。

すでにご存知の方も多いかもしれませんが、2015年10月より「特定行為に係る看護師の研修制度」がスタートしました。特定行為とは、診療の補助のうちで高度かつ専門的な知識や技術が特に必要とされる行為。特定行為研修を受講すると、看護師でも手順書に沿って特定行為を行うことが可能になり、タイムリーなケアの提供や、患者の病状悪化を食い止めるなどの活躍が期待できます。

平成30年9月末時点での研修修了者は、延べ10,836名ですが、国としては2025年までに10万人以上の人材確保を目指しています。

それだけの人材が必要とされる理由は、高齢化社会において需要が増えるであろう在宅医療の分野におけるニーズが高いということ。たとえば、現場でのニーズが高い「インスリンの投与量の調整」「気管カニューレの交換」などの特定行為も可能になります。

興味のある方は、ぜひ特定行為研修について調べてみてくださいね。

勉強会は最新医療を学べる絶好のチャンス!

忙しい仕事の合間をぬって勉強会に行く時間を捻出したり、受講料を準備したりするのは、たしかに大変かもしれません。

ただ、勉強会というのは、その道の専門家が厳選した最新情報を教わることができる絶好のチャンス。得た知識を活かしてスキルアップすることで、より待遇のいい環境への転職が可能になるかもしれません。

また、勤務先によっては勉強会の費用を負担してくれることも。受講前にしっかりと確認することをオススメします。ぜひ、将来の自分への投資と考え、意欲的に参加してみてはいかがでしょうか。

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