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【保健師さんインタビュー】千葉 朋 さん

インタビューキャリア保健師産業保健
 

総合病院消化器科に勤務後、健康管理センター、企業の健康管理室、健保組合などで保健指導や健康管理業務に携わる。

現在は大手サービス会社の健康管理室にて、メンタルケア、健診後フォロー、安全衛生委員会の運営などを行っている。


産業保健師としてのキャリアを高めたいと、さまざまな組織で経験を積まれた千葉さん。

経験を積む中で、社員一人一人に寄り添ったケア、特にメンタルケアの経験を深めたいという思いから大手サービス会社の健康推進室に転職。やりたかったメンタルケアを任せてもらっており、とてもやりがいを感じているとのこと。

これまでの経緯、現在のお仕事、今後についてお話を伺いました。


【質問1】パソナに登録していただいたきっかけを教えてください。

20代前半から産業保健活動をスタートし、複数の人材サービス会社に登録していました。

パソナもその一つでしたが、ご連絡をくださる方全員のコミュニケーションスキルが高く、じっくり私の思いを聞いてくださいました。そうした中で信頼感、安心感が高まり、転職するならパソナにお願いしたいと思うようになりました。また、産業保健師は企業内での接遇や立ち振る舞い方も、働く上で大切になると感じているため、営業担当さんから学ぶことが多くあり、スキルアップにもつながっています。

【質問2】今のお仕事の内容を教えてください。

保健師業務は3名で行っています。主担当が分かれており、私はメンタルヘルス対応をメインとしています。不調者との面談や、休職中の方が復帰する際の人事面談に同席し、再発予防のため生活面でのアドバイスをしています。また、今後はメンタルヘルス不調を未然に防ぐための啓蒙活動として、ストレスチェックでの高ストレス者へのフォロー、動画の配信や責任者向け研修などを行っていく予定です。そのほか、健康診断の事後措置として受診勧奨・面談の実施をしたり、衛生委員会を通して各職場の衛生委員に健康増進のための取り組みを共有しています。

【質問3】職場はどんな雰囲気ですか?

健康推進室には産業医・保健師のほかにも、健診の予約・健診結果の管理など行う事務の方がいらっしゃり、和気あいあいとした雰囲気で協力しながら業務を進めています。また、年齢関係なく、意見が言い合える環境で、雑談を含め心理的安全性の高い、風通しの良い職場だと感じています。

【質問4】どうして転職を決意されたのですか?

前職では健康保険組合で中小企業を訪問し、特定保健指導をしていました、しかし、1回限りの限られた時間の面談で、その後どうなったかお会いできないことをもどかしく思っていました。

一人一人のお話しをゆっくり聞き、その方の価値観を大事にしたケアを行っていきたい、会社の中でさまざまな部署の方と協力をしながら取り組みをしていきたいと思い、転職を決意しました。

【質問5】転職後の満足度はいかがですか。

とても満足しています。メンタルヘルスの勉強を活かして、役に立ちたいと思っていたので、入社早々そうした仕事を任せていただけて、毎日がとても楽しいです。

不調になってしまった方、なりそうな方へのフォローだけでなく、不調にならないようにどうするのかについても考えて、自分の裁量で仕事を進められているのでやりがいを感じています。

【質問6】産業保健師のお仕事で、楽しいと思うことは何ですか?

面談時など、”より健康的な生活習慣”をしようと行動が変容した瞬間に立ち会ったときや、体調を崩された方が、すっかり元気になって心身ともにいきいきと仕事に励んでいらっしゃる様子を見られたときに保健師をやっていて良かったなぁと思います。

【質問7】落ち込んだとき、仕事が上手くいかなかったときにどう乗り越えていますか?

より上手くいくためにはどうすれば良いかを分析します。その上で、上司や同僚に相談します。一人で仕事はできませんので、周囲を信頼して頼るようにしています。また、物事の良い側面を見るようにしたり、捉え方を変えてみたりすることも意識しています。

休日は、湯船につかったり、セルフマッサージをしたり、美味しいご飯を食べるなどして、リフレッシュしています。自分を徹底的に甘やかします!(笑)

【質問8】仕事をする上で一番大切にしていることは何ですか?

その人らしさ、価値観を尊重することです。人生の目的は人それぞれだと思いますが、仕事をすることで幸福となり、一人ひとりの夢や目標を叶えてほしいと思っています。健康でいることを「手段」として、私は保健師として予防の大切さを伝えていけたらと思います。

【質問9】これまでのどんな経験が、いまのお仕事に活かせていますか?

すべての経験がつながっていると思います。

看護師として病院勤務していたころ、病気になったことを後悔している方に出会う中で、病気にならないようサポートしたいと思うようになりました。また、産業医事務所でメンタル相談のサポートをしたこと、企業や健保組合で健康診断後のフォローや指導を行った経験も活かせています。

これまでの経験、出会った人生の大先輩から学んだこと、自身の闘病体験、上手くいったこと・失敗してきたこと、これまで生きてきた「全て」が保健師として大切だったと感じています。

【質問10】どんな方にオススメなお仕事ですか?

産業保健師はどのような環境であっても予防的なアプローチが求められますので、そのような価値観をお持ちの方。保健師が一人という体制の職場も多いため主体的に動ける方。また、他部署との連携も大切なので、人と関わること苦ではないという方におススメです。

とはいえ、産業保健師に興味がある、という方はどなたでもチャレンジしていただきたいですね。向き不向きはなく、自分が何をしたいかだと思います!

【質問11】休みの日は何をしていますか?

最近は産業保健職の方とのオンライン読書会(ABD:アクティブ・ブック・ダイアローグ)やセミナーに参加しています。

また、コロナ禍なので三密を避けつつ美味しいご飯を食べに行ったり、ジョギングをしたり、自然の中で考え事をしたり・・・自宅でゆっくり映画を見ながらセルフメンテナンスをすることもあります。自分を甘やかす時間も楽しんでいます。

【質問12】今後、携わりたいお仕事や、目指しているキャリアがあれば教えて下さい。

コロナ禍でメンタルヘルス不調を訴える方が増えており、より実用的なカウンセリング技術を勉強していきたいと思っています。また、現場の問題解決やより健康的な職場環境への実践活動を学びたく、働きながら、公衆衛生大学院(SPH:スクールオブ・パブリック・ヘルス)にも通いたいという夢もあります。日々の社員さんとの関わりを通し、保健師としてだけでなく、人として成長していけたらと思っています。

【質問13】パソナに登録して良かった点はありますか。

最初にもお話ししましたが、パソナの方のヒアリング力は素晴らしいです。お話をする中で、何を目指しているのか、何が得意かをはっきりさせることができました。そして、それに合わせたお仕事を紹介していただきました。志望していたメンタルヘルスの仕事をすることができて、パソナに登録して本当に良かったなと思っています。


穏やかで優しい雰囲気の千葉さん。インタビューでは、“その人らしい”健康を実現できるようにサポートをしたいという千葉さんの熱い思いが溢れていました。また、向上心も高く、そのために休日も研鑽を積まれる姿勢に感動しました。貴重なお話をありがとうございました。

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