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看護師の転職を有利に進めたい!相手に好印象を与える志望動機の伝え方は?

キャリアナース対策看護師転職

人間関係に悩んだり、お給料に納得がいかなかったり、もしくは新たな環境で更なるキャリアに挑戦したくなったり…と、転職を決めた理由は人それぞれ。履歴書や面接で志望動機を聞かれたときに、転職理由をどのように伝えるべきか悩ましいところです。

正直に全てをさらけ出す必要はありませんが、仮にネガティブな内容であっても、ポジティブに伝えることができれば、きっと相手へ好印象を与えられるでしょう。では、一体どのような伝え方がよいのか、私たちと一緒に考えていきましょう。

「志望動機」をうまく伝えることが合格の鍵

中途採用者の場合、採用担当者に重視されるのは「職務経歴(業務経験)」や「志望動機」です。「職務経歴」は、自分のスキルが正しく伝わるように記入する必要があります。就業した期間や業務内容を、第三者が見ても分かりやすく、かつ簡潔にまとめましょう。看護研究の実績やプリセプター業務、リーダー経験などの経験があれば、ぜひアピールしてください。

【志望動機に盛り込みたいポイント】

職務経歴に比べ、志望動機は少し書きにくいと感じる方も多いのではないでしょうか。採用する側にとって、志望動機は病院のニーズにふさわしい人材かを見極めるための重要な材料。志望する医療機関のことをよく研究し、採用する側はどんな人を採用したいと思うか、自分はどのように貢献できるかを考えながら、適切なアピール内容に仕上げましょう。

<事前準備>

■採用側が求めている人物像を明確にする

あらかじめ、志望する医療機関の雰囲気が分かっていればイメージしやすいですが、そうでない場合は、Webサイトや求人情報を読み込んで、求められる看護観や人材像を具体的にイメージしてみましょう。その人材像に沿って、志望動機を考えてみるのがオススメです。

例① 慢性疾患の患者さんが主に入院しています。一人ひとりに寄り添って看護ができる環境です。
→求められる人物像:あらゆる患者さんに対応できるコミュニケーション能力を持ち、きめ細かなフォローやケアができる
→志望動機例:コミュニケーションを密に取りながら、患者一人ひとりと寄り添える環境で働きたい

例② 忙しいながらも、声かけやフォローを忘れず、互いを思いやって働いています。
→求められる人物像:協調性やリーダーシップに優れており、周りを盛り立てながら仕事ができる人材
→志望動機例:同僚たちと切磋琢磨しながら共に助け合い、忙しいなかでもやりがいを感じられる環境で働きたい

例③ 研修や学会参加を積極的に行っている、進学や資格取得補助などの教育制度が整っている
→求められる人物像:自主的に専門性を高める努力をし、継続的にスキルアップする意欲を持つ人材
→志望動機例:教育制度を活用して専門看護師の資格を取得し、より高度な医療サービスに貢献したい

ハッキリと「このような人を求めています」という記載があれば分かりやすいのですが、Webサイトや求人票に記載されている情報が少ないこともあります。そのような場合には、例③のように「福利厚生や教育制度」などからニーズを読み解く方法も。

■具体的にやりたいことを書く

転職したあかつきには、自分はどうやって職場に貢献をしたいのか、どのように活躍をしたいのかを伝えます。採用する側は多くの場合で即戦力を求めているため、「●●というスキルを活かして▼▼に貢献したい」など、具体的な内容を心がけて。あなたが現場で活躍する姿を、相手がイメージできるように伝えましょう。

■自分が貢献できること、目指す看護師像

目指す看護師像を書くと、より熱意を伝えられます。ただし、希望する医療機関が求める人材像とあまりにかけ離れすぎていないように気をつけて。あくまでも求められる人物像に沿った形で、理想像を伝えることが大切です。そして、理想とする看護師に近づくために過去にどのような行動をとってきたかという視点も忘れずに。。

■この医療機関で仕事をしたい理由

何がきっかけで関心を持ち、何に魅かれてその医療機関を志望したのか。自分が魅力だと感じたことを、素直に伝えましょう。ただし、「仕事が楽そうだから」「家から近いから」など、仕事への意欲を感じられない伝え方はNG。詳しくはこの後の「長く働きたいという意思を伝える」で、例文と共にご紹介します。

関連記事:「【例文つき】この人と働きたい!と思わせる「看護師の志望動機」書き方のヒント

表現はあくまでも“ポジティブ”に!成功する志望動機の書き方のポイントは?

ネガティブなことは、ポジティブな表現に変換して伝える。これが鉄則です。「職場の雰囲気が合わなかった」「仕事がハードでついていけなかった」などの退職理由であっても、表現次第でポジティブな志望動機に変換することが可能です。ここでいくつか例をご紹介しましょう。

■ネガティブな退職理由はポジティブに変換する

例① 人間関係でトラブルがあった
→周囲と理解と協力をしながらチームとして働き、人としても成長していきたい

例② 給与が低くて不満があった
→自分の努力や成果を正当に評価される環境で、成長しながら働きたい

例③ 残業や夜勤が多くて辛かった
→仕事とプライベートを両立しながら、メリハリを持って業務に集中して取り組みたい

■マニュアル丸写しはNG!自分なりの言葉で表現する

マニュアルに載っているフレーズを丸写ししたような表現は、どこかで見たようなありきたりの印象を与えます。具体的にどの部分に魅力を感じているか、病院を研究して自分なりの言葉で表現してください。

例① 志望動機:病院の理念に共感した
NG「貴院の経営理念に共感しました」
OK「一人ひとりに寄り添う看護という貴院の理念に共感しました。ここで私も看護の感性を磨きながら、患者さんを支えられる看護師に成長したいと考えています。」
→応募先の経営理念について、自分の言葉でもしっかりと表現。ありきたりなフレーズだけで終わってしまうのではなく、自分なりの表現で肉付けしましょう。

例② 志望動機:教育制度が充実している
NG「教育制度が整っているところに魅力を感じました。たくさん勉強させていただきたいです。」
OK「前職では、もっと専門性を高めたいという思いから●●の資格を取得しました。転職後も積極的に新しい知識を得て、自分の可能性を大きく広げたいと考えています。」
→「勉強させていただきたい」も熱意を表すのに使いやすいフレーズですが、実は受け身と取られることも。より積極性をアピールできるような表現を考えてみましょう。

■長く働きたいという意思を伝える

採用する側は、一般的に継続して働いてくれる方を求めています。自分が如何に応募条件へマッチしているか、応募先のニーズを把握した上で「この理由から長く勤めることができる」というアピールも有効です。

例① 「託児所があるので、子育て中でも安心して勤められる」
例② 「自分が長く暮らしてきたこの土地で、地域密着医療に貢献していきたい」
例③ 「家庭と仕事を両立しながらメリハリをつけて働けるので、患者さんに安全な看護を提供できる」

「家が近い」「休みが取りやすい」などの志望動機は、たしかに長く勤めるために重要なポイントですが、そのままストレートに伝えると仕事への意欲を疑われてしまうことも。表現を工夫することで「この人なら、長く勤めてくれそうだ」と感じさせることができます。

さらに有利な転職のアドバイスを聞くには…

今回ご紹介したのは、よりよい転職活動を進めるためのひとつのヒント。転職活動を成功に導くための切り札は、派遣会社を有効活用することです。これまでに何千、何万人もの転職を成功させてきた派遣会社には、より良い転職を有利に進めるためのノウハウや情報が、まだまだたくさん存在します。プロのアドバイザーがあなたの転職をサポートしますので、転職活動で悩んだ際は、一度派遣会社に相談してみてはいかがでしょうか。

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