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企業内健康管理室で働く女性にインタビュー!未経験で産業保健師に転職された井川結子さん

インタビューキャリア保健師取材未経験産業保健
 

井川 結子さん

混合病棟に勤務後、クリニックにおける透析室での看護業務全般に従事。その後、パソナメディカルより企業内健康管理室で勤務。主に社員の方々の健康管理業務を全般に行う。


看護師の勤務を経て「以前からなりたかった!」という憧れの産業保健師へと転職され、ご活躍中の井川さんに産業保健師への転職における思いや、仕事についてインタビューさせていただきました。

【質問】どうしてパソナメディカルに登録しようと思いましたか?

井川さん:産業保健師に転職しようと決めたとき、はじめはハローワークなどで探していましたが、希望した場所がなかなか見つからず、パソナメディカルに登録をしました。他の派遣会社もいくつか登録はしていましたが、パソナメディカルは紹介してくださる企業の数も多く、実際にお会いしたときもスタッフの方が丁寧に対応 してくださり、自分のわがままや希望を聞いてくれました。登録して1ヶ月~2ヶ月くらいで、今の職場も決まりました。

【質問】産業保健師さんの仕事内容を教えてください。

井川さん:「保健師」と言うと幅は広いですが、大きく言うと、病気になることを予防する仕事です。地域や行政、学校、保育園、企業などに保健師はいますが、病気にならないように援助したり、健康診断を行ったりと健康管理業務を担っています。産業保健師は企業の保健師で、私の職場では主に社員の方に医療機関に健康診断の受診に行ってもらい、その結果を見て、再度病院に受診してもらう必要がある人にはお知らせをします。他にも、健康に関する相談にのったり、精神面での相談を聞いたりします。また、産業医の先生が社員の方と面談をする際のセッティングをしたり、新入社員の方には必ず受けてもらう健康診断が法律で決まっているので、 その運営、管理をしています。

【質問】どうして看護師から産業保健師へと転職されたのですか?

井川さん:もともと、学生のときから産業保健師になりたいと思っていました。まず看護師として数年経験を積んだ後、そろそろかなというタイミングで産業保健師に転職しました。学生時代、実習で産業保健師を体験したのですが、そのときの保健師の方の人柄がとても素敵だったことと、社員の方の健康に関して色々なところで深く掘り下げて関わっている点が、自分にも向いているのかなと思いました。また、実習の時、行政や学校など色々な場所に行きましたが、その中でも特に企業が面白いと感じました。「行政だと決まったことをやることが多いな」という印象がありましたが、企業だと会社の中でどのように運営していくかなど自由度が高いと感じたのです。企業の特色が各会社で出てくるという点でも楽しいと思います。

【質問】はじめての産業保健師に転職する際、どういう気持ちでしたか?

井川さん:未知の世界なので、はじめは不安でいっぱいでした。受け皿が少なく、未経験可という場所も少なく難しい職業ではありますが、パソナメディカルの方がその中から見つけてきてくださったときも、「未経験可と書いてあるけど、本当に私でも大丈夫ですか?」と何度も相談したくらいです。不安はあったものの、なりたいと思っていた職業なので、思ったよりもすんなりと働くことができました。

【質問】1日の業務の流れを教えてください。

井川さん:まず、出社してメールを確認し、朝礼をします。その後、産業医の先生と社員の面談が入る予定があるときは、同席をします。健康上で問題がある方には、今後どうするのかなどを、人事や上司の方と話し合って調整していきます。面談は、1日に平均で5~6件 あったりしますね。健康診断の結果も返ってくるので、その書類のチェックも行い、診断結果が悪かった人にはメールでお知らせをします。その他にも、怪我をした人や、気分の悪い人などが来ると、処置をしています。健康診断以外にも、メンタルの面など社員の方からメールで相談が来ることもあるので、その対応も。健康診断が立て込んだときなど、繁忙期は忙しいので残業がある場合もあります。特に9~10月は、健康診断の結果が返ってくる時期でもありますので、その時期はいつもより忙しいですね。

【質問】産業保健師さんに転職するにあたって必要な知識や資格はありますか?

井川さん:保健師の資格が必要になります。その他には、産業保健師として働いた経験や、病院での勤務経験が必要です。私の働いているところでは、産業保健師として企業での経験がなくても、病院で看護師としての経験があれば大丈夫でしたので、そこは会社によって違うと思います。

【質問】仕事で楽しいと思うことは何ですか?

井川さん:看護師としての病院勤務は瞬発力が重視されますが、それに比べて保健師はひとつのことを掘り下げて考える力が必要で、違った味わいがあります。私の場合は異例ですが、入社した際、前任の方がタイミングが合わずにいなかったので、先輩方も付きっきりというわけではなく大変でした。社員のカルテを見れば、大体どんな状態なのかはわかりますが、細かい部分でどんな人なのかというのはわからないので、そこを知っていくのに時間もかかりました。1年くらい経つと、色々な社員の方とも健康診断などで関わり、その人の健康を見守っていけるという立場を実感するようになって嬉しく感じました。

【質問】落ち込んだとき、仕事が上手くいかなかったときにどう乗り越えていますか?

井川さん:現在の就業先には4ヶ所あるので、普段働く場所はバラバラですが、パソナメディカルで同じように産業保健師として働いている方たちと、月に1回ミーティングがあります。同じように産業保健師として働いている人達と、不安なことや近況を話すことが出来、そのおかげで仕事を乗り越えられています。場所は違っても一人で働いているわけではないと、心強く感じます。

【質問】どんな職場ですか?

井川さん:会社の雰囲気がともて良いです。社員の方や、パソナメディカルメンバーとして同じように働いている人もいるので、何でも話せてひとりで悩むことはありません。休憩時間も、社員の方やパソナメディカルメンバーと皆で社員食堂に行って食べています。社員食堂がカフェのように綺麗なので、リフレッシュできます。

【質問】仕事をする上で一番大切にしていることは何ですか?

井川さん:健康状態を見る仕事ではありますが、その人の人生が良くなるように関わっていこうと思います。また、健康診断の結果次第で、社員の方に病院に行くように伝えても、「まだ大丈夫」と思って、なかなか行かない人もいるんです。そこでの線引きも大切になってきます。まだ大丈夫と思っていても、上司に引っ張ってでも連れて行ってもらわないといけない人も中にはいるので、気が抜けません。

【質問】これまでのどんな経験が今のお仕事に活かせていますか?

井川さん:看護師としての経験はすべて活きています。例えば、怪我をした人で不安を抱えている場合でも、アドバイスができたり、産婦人科で働いていた経験があったので、社員の方で女性特有の悩みがある方にも、アドバイスが出来るのは良かったと思います。

【質問】どんな方にオススメなお仕事ですか?

井川さん:健康診断や部屋に来て相談に来る人と顔合わせをしたり、メールでのやりとりもその先に顔があるので、人が好きな人には向いている職業だと思います。事務的な事も多いので、そこが苦じゃない人は向いているのではないでしょうか? パソコンも、仕事をしていく上で必然的に覚えていくので、苦手意識が なければ大丈夫です。

【質問】休みの日は何をしていますか?

井川さん:主に家事をしていますが、アウトドアが好きなので、最近はキャンプにも行き始めました。そこでストレス発散します。

【質問】もし宝くじに当たったら、どのように使いたいですか?

井川さん:今より広い家を購入して、猫を買いたいです!


おっとりとした優しい雰囲気の井川さん、その人柄に健康を見守られている社員の方々も、穏やかな気持ちになるのではないでしょうか。自分のなりたい夢を叶え、道を進んだ、貴重なお話でした。今回は、本当にありがとうございました。

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